相撲や剣道、空手と並んで、実は駅伝競争も日本で生まれたスポーツです。一つのタスキを繋いでゴールまでのタイムを競う競技で、近年までは日本でしか行われていないスポーツでしたが、ハワイやオーストラリアなど様々な国で駅伝競走が取り入れられ始めています。

駅伝のはじまり

駅伝競走が誕生したのは1917年のこと。明治維新によって江戸が東京に変わった「東京奠都(とうきょうてんと)」から50周年の記念行事として行われた「東海道駅伝徒歩競争」がはじまりです。関西組と関東組の2チームに分かれ、京都の三条大橋をスタートし、東京の上野にある不忍池をゴールとした、23区間・総距離約508kmの壮大なレースでした。

駅伝といえば現在ではお正月に行われる箱根駅伝が最も有名ですが、往路5区間・107.5Km、復路5区間・109.6Kmの合計10区間・217.1Kmを競うもので、東海道駅伝はその2.3倍もの距離があります。

東海道駅伝はゴールまで休むことなく走り続けて3日間もかかる過酷なレースであり、41時間44分というタイムで関東組が勝利をおさめました。ちなみにこの時の関東組のアンカーを努めたので、後に日本マラソンの父と称される金栗四三でした。