バラ(薔薇)は美しいけれど、茎に生えているトゲには注意して触らなければなりません。そもそもなぜ他の植物にはあまりない、トゲが生えるということになったのでしょうか。

トゲの役割

バラにトゲがある理由は2つあると考えられています。一つは外敵である動物などから身を守るためです。つまりは食べられないようにするためです。そしてもう一つの理由は、バラが倒れてしまわないようにです。

バラのトゲは茎から横方向に生えていますが、よく観察してみると少し下向きに生えていることが分かります。つまりは地面に向かってトゲが生えていることになります。こうすることで、成長などによって倒れてしまったとしても、他の植物や何かしらの障害物にトゲが引っかかり、そこで止まることができるのです。

そのためバラのトゲを切る場合は、古いトゲだけを切るようにするのが良いでしょう。