1月1日を起点とし、台風が発生した順番に番号と名前が付けられます。以前はアメリカが英語の人名を付けていましたが、2000年からは「アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高めること」などを目的とし、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風にはアジア名が付けられるようになりました。

台風の命名ルール

台風の名前はあらかじめ140個の名前リストが用意されており、それを順番に使用します。例えば2020年の台風1号の名前は「ヴォンフォン」ですが、これはリストの63番目になります。毎年の台風1号の名前がリストの1番目というわけではなく、前年の最後の台風の次の番号から続きます。140番目の次は1番目の名前が使われるという風に、リストの名前を繰り返し使用します。

リストの名前は加盟国が各自提案した名前が採用されます。日本は星座の名前を10個提案し、採用されています。

基本的にリストの名前が変更されることはありませんが、大きな災害をもたらした台風の場合、その台風に付けられていた名前がリストから外され、別の名前に差し替えられる場合があります。