日本でも人気の蒸し風呂であるサウナの発祥は、北欧にあるフィンランドであり、1964年に開催された東京オリンピックを機に、日本全国に普及しました。本場フィンランドではサウナは生活の一部になっています。できれば食事中もサウナに入っていたい想いが形になっているのです。

フィンランドとサウナ

大手ハンバーガーチェーンであるバーガーキングは、フィンランドの首都であるヘルシンキにある店舗において、斬新な試みを行いました。それは、ハンバーガー店内にサウナを併設し、サウナに入りながら食事が取れるというサービスです。

このサウナの定員は15名と大きめで、中では食事の他にテレビやゲームを楽しんだり、貸し切りにしてパーティも行えます。

この計画はフィンランド出身のデザイナーによって手掛けられ、飲食店の新たな試みとしてコンテストで「優れた現地化の一例」として賞を受賞しました。

切っても切り離せないフィンランドとサウナの絆が、日本人の私たちから見ると行き過ぎた形で具現化されているのです。