イラリアの首都ローマにある巨大な人工の泉、それが「トレビの泉」です。オードリー・ヘプバーン主演の大ヒット映画『ローマの休日』のワンシーンにも使われたこともある世界有数の観光スポットです。

トレビの泉

トレビの泉には、泉を背にして後ろ向きにコインを投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあります。1枚投げ入れるとまたローマに来ることができ、2枚では大切な人と生涯を共に過ごすことができ、3枚では恋人や結婚相手と別れることができると伝えられています。

そんな有名な言い伝えを叶えようと、観光客を含めた多くの人たちが毎日大量のコインを投げ入れます。年間700〜1000万人ともいわれるローマの観光客は、そのほとんどがトレビの泉を訪れることでしょう。

そしてそこで投げ込まれるコインの総額は、日本円にして一年間でなんと約2億円ものコインが回収されているのです。

回収されたコインはカトリック教の慈善事業などに寄付されています。