人間は誰しもが平等に指紋を持っています。その指紋は唯一無二であり、同じ指紋は二つと存在しません。その性質を利用した技術が、指紋認証テクノロジーです。しかし世の中には極々稀に、指紋のない人が存在するのです。

指紋のない指先

それは病気と識別されており、病名を「先天性指紋欠如疾患」といいます。その名の通り、生まれつき指紋が無い病気ということです。非常に珍しい病気の一種で、世界中で4つの家系しか確認できていない奇病です。ある研究チームの結果によると、特別な遺伝子の変異によるものだと結論付けました。

実は指紋に異常が見られる病気はこれだけでなく、他にもネーゲリ症候群や網状色素性皮膚症などがあります。しかしこれらの病気では指紋だけでなく、周囲の皮膚や爪にまで何かしらの影響を及ぼしますが、先天性指紋欠如疾患は発汗機能が若干低下するだけでしかなく、健康には全くもって心配はない病気です。

その病状の特性から、別名を「入国遅延病」と呼ばれています。指紋が無いことによって、国によっては入国を拒否される場合があることから付けられた異名です。