ソウル五輪で悲劇となった平和の象徴
平和の象徴とされる白いハト。過去にはオリンピックの開会式でもハトを飛ばす演出が行われていましたが、ソウル五輪を最期にこの演出は行われなくなりました。
その理由はオリンピックの平和なイメージとは異なるものでした。
悲劇は開会式で起こった
1988年に韓国のソウルで開催された第24回夏季オリンピック。通例のことながら聖火ランナーによる聖火点灯のオープニングセレモニーが滞りなく進行していきました。
その時です、なんと聖火点灯の際に聖火台に止まっていたハトが焼死してしまったのです。この事が動物愛護団体からのバッシングの的となり、1994年のリレハンメルオリンピックからは実物のハトを使った演出は行われなくなりました。