高速道路に設置されているトンネルは、入り口の断面が垂直になっているものが目立ちますが、割と最近では入り口が斜めになっているものも多く見られます。

トンネルの心理的効果

トンネルは山を越えるために作られるため、山の形状に沿うように斜めになっているというのもあります。つまりは景観を損なわないためともいえます。トンネルを斜めにするのには、トンネルに侵入する際の圧迫感をなくすという心理的効果を得ることが目的です。

トンネルの入り口に圧迫感を感じると、ドライバーはどうしても減速してしまいがちです。結果的に、高速道路では特に問題となるであろう渋滞を引き起こすことになります。

トンネルの形状を変えるだけで渋滞を未然に防ぐという目的があるのです。