ふりかけを発案したのは薬剤師
ご飯にふりかけるだけで簡単にご飯の味変をすることができる、その名の通り「ふりかけ」は、現在では非常に多くの味のバリエーションが存在します。一般的には海苔やゴマが加えられた和食テイストのふりかけが多いですが、カレーやタコライスなどの洋食テイストの味付けがされたふりかけも人気です。
ふりかけのルーツ
現在では当然ながらご飯に味付けをする目的でふりかけが使われます。しかしふりかけが開発されたのは熊本の薬剤師である吉丸 末吉によるもので、健康面をサポートする栄養補助食品として考案されました。
日本で初めてふりかけが作られたのは大正時代の初期のことで、当時は現在のように栄養を考えられた満足のいく食生活がおくれていなかったことから、日本人の多くはカルシウム不足に悩んでいました。そこで、カルシウムが多く含まれる魚の骨を粉末状にして摂取すればいいという考えから誕生したのが、現在でも販売が続いている「御飯の友」という商品です。
このふりかけは「全国ふりかけ協会」によって日本初のふりかけであることが認定されています。