「あいつは目立った業績をあげることもなく、鳴かず飛ばずだな」という風に使われ、「何の活躍もしていない人のこと」を意味する言葉として使われます。しかしこれは間違った意味なのです。

鳴かず飛ばずの本当の意味

もともとは中国の故事で「三年蜚(と)ばず鳴かず」という言葉が語源となっています。「鳴かず飛ばず」の本当の意味とは「将来の活躍に備えて、その機会を伺っている様」をいうのです。

つまり、相手を蔑む意味で使っているつもりが、知らず知らずのうちに相手に多大なる期待をしてしまっているということになるのです。