「ほんの少し・極めてわずか」ということを表現する時に「雀の涙(すずめのなみだ)」という慣用句を使います。スズメとは鳥類のスズメのことで、あの小さなスズメが流す涙は本当に微々たる量であるというところから、この言葉が生まれました。しかしスズメは実際にはどれくらいのの涙を流すのでしょうか。

雀の涙の量

人間が流す涙は一滴が0.2ミリリットルであるとされ、一生のうちに平均して65リットルもの涙を流すといわれます。嬉しい時や悲しい時などの感情の変化によって流す涙ですが、実はスズメはこのように涙を流すことはありません。

実際は目を乾燥や病気から守るために眼球の表面は潤ってはいますが、涙を流すわけではありません。

しかしその眼球の大きさから、もし涙を流した場合を想定すると、その量は一滴で0.007~8ミリグラムだろうというのが、眼科専門医の回答です。