日本での年齢の数え方は満年齢と呼ばれるものを採用しています。しかし韓国では数え年という年齢の加算方法が採用されており、この結果、同じ年に生まれた人が最大で2歳も年齢が離れてしまう事態が発生します。

今回の雑学では韓国の年齢の数え方、数え年についてご紹介します。

満年齢とは

日本では満年齢で歳を取ります。つまり、生まれた時点では0歳で、以後一年間が過ぎる毎に1歳ずつ歳を重ねていきます。
例として6月1日生まれの赤ちゃんがいるとします。この赤ちゃんは丸一年たった来年の6月1日に、1歳になります。単純な計算ですね。

韓国の数え年とは

韓国ではそもそも生まれた時点から日本と違います。生まれた時点で1歳とされるのです。さらに面白いのは、それ以降は誕生日で歳を取るのではなく、その年が終わった日、つまりは1月1日の元旦に歳を取るのです。

さきほどと同様に6月1日生まれの赤ちゃんを想定してみましょう。生まれた瞬間から1歳で、丸一年たった来年の6月1日までに元旦がくるため、2歳になっています。

日本人との差

2つの国で同じ誕生日の赤ちゃんが、どの時点でどのように差が生じるのかを表にしてみます。誕生日は6月1日にしましょう。

日本 韓国
生まれた瞬間 0歳 1歳
元旦 0歳 2歳
誕生日 1歳 2歳

どうでしょうか。最大で2歳も歳が離れてしまう時期が存在します。
韓国の方に年齢を聞く場合は「おいくつですか?」と聞くよりも、「何年生まれですか」と聞いたほうが混乱しないで済みそうです。