日本では落し物を拾った場合は速やかに最寄りの交番や警察署に届け出なくてはいけません。必要な手続きを行い、持ち主の元へと返っていきます。しかし韓国ではそんなわずらわしい手続きなどをせずとも、郵便ポストにそのまま投函すれば良いのです。

韓国の落し物配達システム

もちろん韓国でも落し物は警察署で取り扱っています。しかしその場合は日本と同様に書類の作成のための手続きを取らなければいけません。そのため、拾った場所の近くにある郵便ポストへ投函する方を選択する人が多いようです。

郵便ポストへ投函された落し物は、郵便局員によって回収され、一旦郵便局に集められます。その後、普通の郵便物と同様に落し物として振り分けられ、警察署に届けられます。財布などに身分証明書が入っていたり、すぐに落とし主が判明する場合は、警察署から直接落とし主に連絡が行き、警察署まで取りに行くか着払いの郵送をするかを尋ねられます。

韓国の首都であるソウルでは、一日に約30個もの落し物がポスト投函によって回収されるということです。