ワインはブドウから作られるお酒です。しかしそのワイン用のブドウは、普段は食卓に並ぶようなことは決してありません。ブドウにはワイン用と生食用が存在するのです。

ブドウの違い

ワインは甘いお酒ではありません。独特の酸味と渋みがあるのは、ブドウに含まれる酸味とタンニンという成分からなる渋みによるものです。

当然ながら生食用のブドウはみずみずしさがあり甘みを感じます。ワイン用のブドウとは真逆の感覚です。それではワイン用のブドウは全く甘くないのかというとそうではありません。糖度だけでいえば生食用のブドウよりも高い数値を記録するのです。

しかしながら実が小さめで水分が少ない上、前述した強い酸味とタンニンが含まれていることから、生食用のブドウほど美味しさを感じづらく、加えて皮が厚く食べづらさも相まって、一般家庭に流通することはありません。