手紙を書く際には様々なルールがあります。「拝啓」から始まり「敬具」に終わるなど、送る相手に合わせてマナーが変わってきます。メールが主流になり、拝啓や敬具は省略しても良いとされますが、やはり手紙の作法はおさえておきたいものです。それでは、メールにおいての「追伸」の使い方はお分かりでしょうか。

追伸の使い方

「追伸」は、メインとして伝えるべき事以外の話を伝える際に用いると思っている人もいるでしょう。しかし本来は、手紙で文章を書き終えた後に「あの事も書かなきゃいけないんだった」という場合に、手紙を一から書き直す必要のないように「追伸」が使われます。

ちなみに英語圏では追伸を「P.S」と書きますが、これは「Post Script」の略になります。

それではメールではどうでしょうか。メールの場合は本文を簡単に修正することが出来るので、本来であれば追伸を使うことはマナー違反とされます。しかし例外があり、ビジネスシーンにおいて相手との関係が良好であり、かつ仕事の話とはほとんど無関係な話題を伝える際には、あえて用いられるようです。

例えば、本文で「今週の会議はー」と伝え、追伸を挟んで「週末のゴルフを楽しみにしています」といった具合です。