「喜劇王」といえば、イギリスが生んだ世界的スターであるチャールズ・チャップリンに他なりません。その桁違いの人気ぶりから、当時はいたるところでチャップリンのモノマネ大会が開かれていました。そしてあろうことかチャップリン本人も、チャップリンのモノマネ大会に出場していたのです。

チャップリンのモノマネ大会

チャップリンが出場したのは、アメリカのサンフランシスコの劇場で開催されたモノマネ大会でしたが、決勝進出者の記録にチャップリンの名前はありませんでした。まさかの予選で敗退していたのです。

チャップリンは帽子にちょびヒゲという見た目だけでなく、その歩き方も特徴的でした。チャップリンは「チャップリンとしての正しい歩き方」を指導したかったという目的でモノマネ大会に参加したと語っていますが、その本物すぎる歩き方では予選を突破できなかったのです。