紅茶「オレンジ・ペコ」に果物のオレンジは入っていない
オレンジ・ペコと言えば果物のオレンジのフレーバーが入っているものと思われがちですが、実は全く入っていません
茶葉の形状と等級
紅茶のオレンジ・ペコとは、茶葉の等級を表す言葉で、OPなどと略されます。紅茶の等級は茶葉の形状や大きさなどによって分類されます。
茶葉の形状の分類
- フルリーフ – 葉っぱそのままの形状を保ったもの
- ブロークン – 茶葉をざっくりとカットしたり砕いたもの
- ファニングス – 粉状になるまで粉砕したもの
この形状に対して、それぞれの等級があります。
茶葉の等級
茶葉の等級は枝の先から何番目の葉っぱであるかによって分類され、名称が与えられます。従って葉っぱの大きさが大きくなるにつれて等級も下がります。
等級は先端の葉っぱから順番に、「オレンジ・ペコ」、「ペコ」、「ペコ・スーチョン」、「スーチョン」と分類されます。つまりオレンジ・ペコは最高級の茶葉ということになります。
なぜ「オレンジ」なのか
これには諸説あり、ヨーロッパに紅茶を普及させた人物の名前である説や、乾燥させた茶葉がオレンジ色に見える説などがあります。