日本で「サイダー」といえば、炭酸水に甘さを加えたものが代表的です。これをベースにフルーツなどのフレーバーを加えたものも数多く存在しますが、どれも想像の域は越えて来ません。しかし海外で安易にサイダーを注文すると、思いがけないものが出てくる事があるので注意が必要です。

海外のサイダーはそもそも別物?

結論から言うと、海外の多くの国では、サイダーといえば発泡性のあるリンゴ酒、つまりアルコール飲料の事を指します。例えばイギリスやスペインなど、ヨーロッパの多くの国では、ビールのような琥珀色をしており、アルコールが加わっているものをサイダーと呼びます。ドイツやフランスなどでは、琥珀色をしていますが、炭酸は入っておらず、アルコールは入っているという日本人には想像も出来ないドリンクがサイダーとされています。

アメリカやカナダなどでは日本と同じようなサイダーが一般的ですが、それもハードサイダーと呼ばれるアルコール入りのもの。アルコールなしの場合はソフトドリンクと言うように、ソフトサイダーと注文する必要があるようです。

実はアジア圏でもサイダーと言えばアルコール入りが一般的で、日本と韓国だけがサイダーといえば甘い炭酸水をイメージする国ということになるようです。