中南米に生息する変わった生き物として「オオアリクイ」がいます。アリクイはその名の通り昆虫の蟻を食べて生きています。視力が弱いため、嗅覚に頼って蟻塚を見つけ、長い舌に粘着力のある唾液を分泌させて、その舌を蟻塚に出し入れすることで捕食します。

アリクイの食事

1分間に約160回という驚異的なスピードで舌を出し入れしますが、これはのんびりと食べていると蟻から反撃をくらってしまうからです。そして、アリクイは一日になんと3万〜3万5千匹もの大量の蟻を捕食します。

また、アリクイはペットとしても飼育可能です。一般的なオオアリクイは全長が2m程にもなりますが、ヒメアリクイはリス程の大きさしかなく、個人でも飼育が可能です。その際は大量の蟻を用意する必要はなく、ペースト状にしたエサを与えます。また、意外にもマヨネーズを好むというのも知られています。