犬の血液型は8種類以上もある
人間の血液型はA型・B型・O型・AB型の4種類で、いわゆるABO式と呼ばれる判別方法です。犬の血液型はDEA式と呼ばれる判別方法で、少なくとも8種類以上の血液型が存在します。
犬の血液型
DEAは「Dog Erythrocyte Antigens」の略で、「犬赤血球抗原」という意味です。このDEAの基本はDEA1.1・DEA1.2・DEA3・DEA4・DEA5・DEA6・DEA7・DEA8の8種類ですが、冒頭で“8種類以上”と記載したのにはわけがあります。
人間は一つの抗原しか持たないため、例えばB型抗原を持っていればハッキリとB型であると言えます。しかし犬の場合は複数の抗原を持っているので、例えば一匹の犬に対してDEA1.1とDEA1.2とDEA3が混合しているということが当たり前になります。
現在で判明しているだけでも13種類以上の組み合わせ、つまり血液型があるとされています。
ペットも人間と同じく、いつなんどき怪我や病気をするか分かりません。急な輸血が必要になった際でも、あらかじめ血液型を知っておくことは重要です。