「サバンナの掃除屋」の異名を持つハイエナは、他者が仕留めた獲物を横取りするイメージが強い生き物です。しかし実際はハイエナは獲物を横取りされる側であると言われたら信じられますか?

ハイエナは狩り上手

自然界はピラミッド型の階層組織であるヒエラルキーで成り立っています。つまり、ハイエナの強さを持ってしても、それよりも強い生き物にはたじたじなわけです。その生き物こそライオンです。

ハイエナは他の肉食動物が残した屍肉を漁るその様子から、他の獲物を横取りしているように捉えられます。こういったイメージから、他者の手柄を横取りするような行為や人に対しても、ハイエナ行為などと蔑むことがあります。

しかし実際はハイエナはほとんどの食料を自分たちで狩りを行って得るのです。そこへのうのうとやってきては獲物を横取りしていくのがライオンであり、自分の方が弱い生き物だと知っているハイエナは大人しく退散するしかないのです。