「カナブン」と「コガネムシ」の違い
夏になるとどこからともなく飛んできては、電灯の灯りなどに止まっているカナブン。いや、あれはコガネムシなのか?どちらも同じような見た目をしていますが、どのように見分ければ良いのでしょうか。
カナブンとコガネムシの生態の違い
両者を見た目で区別するにはなかなか難しいかも知れません。
カナブン
コガネムシに比べると一回り大きい体格をしています。メタリックな光沢でコーティングされた様々な色の種がおり、昆虫らしい緑色や茶色などに加え、青や黄色などカラフルなラインナップとなっています。
最も特徴的なのは飛翔時の姿勢で、外側の硬い甲殻を少しだけ浮かせるように開き、その隙間から薄い翅を出して飛行することが出来ます。これは他の昆虫にはない特殊な生態と言えます。
食生活は、カブトムシなどと同様に木の樹液をすすります。
コガネムシ
カナブンと同じくメタリックな光沢を持っているので、パッと見では見分けが付きにくいです。
カナブンと比べて最も大きな違いは、食生活にあります。コガネムシは広葉樹の葉を主に食べるので、害虫として指定されてしまっているのです。また、幼虫時にも植物の根を食べて育つので、ガーデニングをしている方からしたら、まさに天敵な昆虫と言えるでしょう。