「魚介類」と「魚貝類」、「海産物」と「水産物」の違い
これらは水中に棲む生物を指す言葉なのは間違いないのですが、具体的にどの生物までを含めるかによって呼び方が変わります。
どの生物が分類されるのか、そしてこの言葉の語源についての雑学です。
魚貝類と魚介類の違い
魚貝類
読んで字のごとく、魚類と貝類が含まれます。
魚介類
魚類と貝類に加え、カニやエビなどの甲殻類も含まれる。
「介」という字は中国の五行が由来になっています。五行とは世の中の全ての物は5つの元素(木・火・土・金・水)からなっていると唱えられている哲学で、介は亀、甲殻類、貝類などの鎧を持つ生物を指しています。
一般的にはこれの他、タコやイカなどの軟体生物も含む事が多いです。
海産物と水産物の違い
海産物
魚介類に加えて昆布などの海藻類も含んだ総称です。海産という言葉で分かる通り、海に生息している生物に限定されます。
水産物
海以外の水中(川や湖)に生息している生物を指します。