1976年2月2日から放送が開始され、その放送回数は1万1000回を超える長寿トーク番組である『徹子の部屋』。黒柳徹子の独特のキャラクターも相まって、参加するゲストは根掘り葉掘り様々な引き出しを開けられてしまいます。

徹子の部屋のテーマ曲

特徴的なのはホストである黒柳徹子だけではなく、そのテーマ曲にもあります。「ルールル、ルルル、ルールル」という音楽が流れるだけで、誰しもが『徹子の部屋』を連想してしまう、とても印象に残る曲です。

作曲者は坂本 九の楽曲を始めとし、ドリフターズの『いい湯だな』や『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌など、幅広い活動を行った「いずみたく」であり、『徹子の部屋』で使用されるテーマ曲の『徹子の部屋のテーマ』も、35秒という短いながらも印象深いテーマ曲として仕上がっているのは流石と言えます。

原曲は『徹子の部屋』が始まる前に行っていた即興音楽劇で使われていた『二重唱のテーマ』をアレンジしたもので、「高い声を出すとき より目にならないように 笑う時はできる限り コロラチューラで」といった、高音で唄う際のポイントを面白く表現した内容の歌詞があったのです。