ドーナツの真ん中はなぜ穴が空いているの?
日本には古くからドーナツの専門店があり、割と身近な存在にあります。ドーナツといえばリング状の形をイメージしますが、そもそもなぜ真ん中に穴が空いているのでしょうか。
ドーナツの発祥
ドーナツはアメリカのお菓子と思っている方は多いでしょうが、実は起源はオランダにあるとされます。「ドウ(生地)」の上に「ナッツ(くるみ)」が乗っていた揚げ菓子がドーナツの発祥なのです。この頃はまだリング状ではりませんでしたが、このレシピが19世紀になりアメリカに伝わります。
ドーナツを初めてリング状にしたのは、ハンソン・グレゴリーという人物です。彼の母親が作ったドーナツの真ん中が半生だったため、グレゴリーは真ん中を空洞にしたら火の通りが良くなると思い、リング状のドーナツを考案しました。
ドーナツの真ん中の穴は、見た目を重視したものでも持ちやすさや食べやすさを重視したものでもなく、火の通りが良くなるように空けられたものだったのです。