生後5〜6ヶ月ほどを迎えると、赤ちゃんは離乳食を食べる時期に入ります。おかゆを作ったり野菜を細かく刻んで煮てあげたり、豆腐や白身魚などの柔らかい食材をメインに、基本的には味付けはしないか非常に薄味で加熱調理をします。

海外の離乳食

日本ではやはり和の食材が離乳食として選ばれやすいですが、気になるのは世界の離乳食事情です。海外ではシリアル、野菜や果物を中心とした離乳食が多いようですが、主に市販のベビーフードを与える地域も多いようです。

もう一つ気になるのが、辛い食べ物が多い国では離乳食も辛いのかということ。カレーやキムチが代表とされるインドや韓国では、どのような離乳食を与えているのでしょうか。

当然赤ちゃんに辛いキムチを与えられるわけもなく、韓国は基本的に日本と似ているそうです。野菜を細かく刻んだり、果物をすり下ろしたり、スープなどが主な離乳食になります。それではスパイス大国のインドはどうでしょうか。インドでももちろんカレーを赤ちゃんに与えているわけではありません。しかしなんと生後6ヶ月から食べられる赤ちゃん用のスパイスが販売されているのです。

スパイスといえば辛いものを想像しがちですが、スパイスは甘いものもあります。単純に辛い=スパイスということではなく、体の調子を整える作用があるのです。赤ちゃんが食べられるスパイスもその類であり、体を温めたり消化を助けるスパイスを入れ、スパイスを慣れさせていくのです。そして1歳半頃になると徐々に辛さを足していき、2歳にもなると辛いカレーを当たり前のように食べるようです。