ごはんは英語でライス。この事に間違いはありません。しかし少なくとも日本においては、この二つには明確な違いがあるというのです。

今回の雑学では、ごはんライス違いについてご紹介します。

ごはんとライスの違い

ごはんとライスの違いは何でしょう?と聞いてみると色々な意見が出ると思います。

  • お茶碗に盛るのがごはん、お皿に盛るのがライス
  • 箸で食べるのがごはん、フォークやスプーンで食べるのがライス
  • 日本産のお米で炊いたものがごはん、海外のお米で炊いたものはライス
  • 日本の料理はごはん、外国から伝わった料理はライス

これらはいずれも不正解です。ただし4番目の回答は正解に近い考え方になります。

料理業界ではこの違いは常識?

どの家庭でもごはんを炊く際の手順としては、米を研いで炊飯器にセットし、火にかけて炊き上げる。という方法がポピュラーだと思います。

このように炊き上げたお米は、ふっくらとして水々しく、粘り気が強いのが特長です。

これを「ごはん」と言います。

次に別の炊き方をご紹介しましょう。米を研いで炊飯器にセットし、火にかけます。その後、一度水を捨ててから改めて水を入れて炊き上げます。

こうする事で「ごはん」に比べて粘り気の少ないお米が炊き上がります。

これを「ライス」と言います。

まとめると

両者の違いはお米の炊き方と、炊き上がった後の粘り気にあります。

西洋料理などでは米の粘り気が料理に合わない事が多いため、わざと粘り気を落としたライスを使用するのです。

しかしながら日本国内においては、必ずしも全ての洋食屋さんがライスを提供しているわけではありません。

カレーライスを例にとってみても、日本人の口にはカレーごはんの方が合っているでしょう。

この辺は非常にあやふやな線引きがされていますが、もし何かの時に「ライス炊いて!」と言われたら、一度水を入れ替える炊き方で作ってあげましょう。