現代でこそエジプトのピラミッドとスフィンクスは有名な観光スポットになっていますが、江戸の時代でもその有名さは健在だったようです。

江戸時代のスフィンクス

1864年、フランスの横浜港入港を禁止するために、34人の武士が幕府を代表してフランスはパリに、交渉をしに向かいました。彼らは上海、香港などを経由してエジプトへ入り、その記念としてスフィンクスの前で記念撮影を行いました。

しかし実際の写真を見てみると、フレームに収まっているのは27人しかいません。残りの7人は「幕府の命を受けた仕事で来ているのに、観光とは何事か」と、観光を断ったのだそうです。

日本人がスフィンクスと一緒に写真を撮ったのは、歴史上でこれが初めてのことだそうです。