睡眠不足で体調が悪くなりますが、寝すぎても体が怠く感じるものです。人間の適切な睡眠時間は7〜8時間といわれていますが、人間は一体何時間まで連続で起きていられるものなのでしょうか?

世界最長の断眠記録

ギネス記録に認定された世界最長の断眠記録は、アメリカの高校生が達成した264時間(11日間)というもの。

しかしこの挑戦には心身的に様々な症状が現れてしまいました。最初の2日は眠気と倦怠感、4日目には誇大妄想、6日目には幻覚、9日目には視力低下や被害妄想、最終日あたりには記憶障害などが発症してしまいました。しかし後遺症は残らず、挑戦後に15時間の睡眠を取り、普段の体調に戻ったといいます。

この世界記録は今後打ち破られることはないだろうと言われています。その理由はやはり健康面にリスクがあるからです。これ以上記録を更新する上で、健康を損ねたり死に至る可能性があるとして、ギネス側が今後の記録更新を拒否したということです。