胃下垂の人は本当に太らない?
「胃下垂」は読んで字の如く、胃の下部が垂れている状態のことです。胃が下腹部辺りまで垂れているため、満腹まで食事をするとポッコリとお腹が出やすいです。よく「胃下垂の人は太らない(太れない)」と言われますが、その真相は本当なのでしょうか?
胃下垂とは
胃下垂は生まれつき胃を支える筋肉が少ない人がなりやすいですが、出産や腹部の手術など、胃の周りの急激な変化がきっかけでなることもあります。
ほとんどの場合は健康に異常をきたすわけではありませんが、ヘソや骨盤あたりまで胃が垂れてしまうと胃の機能が低下してしまい、思わぬ病気を招いてしまう恐れがあるため、手術が必要になってくるケースもあります。
そして問題となるのは胃下垂の人は太らないという噂です。前述したように胃下垂は胃を支える筋肉や内臓脂肪が少ない人がなりがちです。つまり胃下垂だからどれだけ食べても太らないのではなく、痩せている人に胃下垂が多いのでそういうイメージが付いた、というのが正しいようです。