イベントが終わった後に、関係者が参加して行われる飲み会を「打ち上げ」と呼びます。花火やロケットを打ち上げるわけでもないのに、一体何を打ち上げるのでしょうか。

打ち上げの語源

「打ち上げ」という言葉は歌舞伎や長唄などの世界で誕生した用語です。歌舞伎では主役が見得を切る際に、長唄では曲の途中に、太鼓を使って調子を整えます。つまり「打ち上げ」とは、太鼓を打ち上げていたことが語源であり、そこから物事の流れに一区切りつける時に「打ち上げ」という言葉が使われるようになりました。

ちなみに打ち上げはイベントの終了後に行われますが、イベントの開催前に行う宴会などを「打ち入り」、途中で行われるものを「中入り」といいます。