メガネをかけた大仏がいる
日本人にとっても馴染みの深い仏像。変わった仏像は数あれど、メガネをかけた仏像はおそらく世界に1体しかいないでしょう。そんなメガネ姿の仏像は、東南アジアに位置するミャンマーで拝むことができます。
メガネをかけた仏像
ミャンマーは非常に信仰心が高く、仏教に熱心な国であり、国民の90%が仏教徒というだけでなく、人口の13%である約800万人が僧侶なのです。そんなミャンマーのシュエダウン村にある「シュェミェッマン・パゴダ」という、とても発音が難しい場所にその仏像はあり、全長約10mほどの金色の仏像には、巨大なメガネがかけられているのです。
この仏像はその見た目通り、眼病の予防や回復にご利益があるとされ、国内外問わずに参拝客が訪れます。実際に視力が回復したという報告とともに、卒業したメガネを奉納していく人もあとを絶たないとか。
しかし実はこの仏像は最初からメガネをかけていたわけではありません。地元の人が仏像にインパクトを与えるためにメガネをかけさせ、それが話題を呼び、眼にご利益があると後付けで設定されたのです。