数多くのコーヒーチェーンが軒を連ねる昨今、街中でもコーヒーカップを片手に歩いている姿を日常的に見かけます。当然ながらホットコーヒーの場合は使いませんが、アイスコーヒーの場合はストローを使います。このストロー、なぜか緑色というイメージがありませんか?

なぜ緑色のストローが多いのか

実際にアイスコーヒーで緑色のストローを提供するお店はいくつかあります。スターバックス、ベローチェ、タリーズ、プロントなどがこれに当たりますが、この中で緑色のストローを最初に使い出したのはタリーズであるとされます。

タリーズが設立されたのは1992年のことで、日本では1997年に東京の銀座に1号店がオープンしました。この頃には競合店が既に存在していました。その中で、遠くからでも目立つようにと、ストローの色に緑色を採用したのです。タリーズの印象を植え付ける作戦はそれだけではありません。

当時、日本の1号店の創業者は店舗での勤務も行っており、時間を見つけてはタリーズのロゴ入りのカップを持って街を歩いていたのです。

今や定番カフェの仲間入りとなったタリーズも、こうした努力があったのです。