義務教育は「学校に行く義務」があるわけではない
日本では、小学校と中学校の合わせて9年間が義務教育として定められています。多くの大人が勘違いしていることは、この9年間は何があっても学校に通わなければならないと思っていることです。
義務教育とは
義務教育とは、子ども達が学校へ通わなければいけない、学ばなければいけない義務のことではなく、国が子ども達に学ぶ場所と時間を作らなければならない義務のことなのです。
子ども達が持つのは学ぶ義務ではなく、学ぶ権利です。学校でいじめや体罰があるようなら無理に学校へ行く義務はありませんし、子どもが親に対して学びたい意思を主張する権利があります。
何十年も前の昔は、子どもは小さな頃から仕事をするケースが多かったのですが、今では学びたいのに学ばせてくれないと、教育ネグレクトという児童虐待になる場合があります。