暦の上で9月は英語で「セプテンバー(September)」といいます。セプテンバーの語源はラテン語の「セプテン(Septem)」であり、これは7を意味する英語「セブン(Seven)」の語源でもあります。このことからセプテンバーは7番目の月という意味になるのですが、なぜ7月ではなく9月なのでしょうか。

セプテンバーが10月なワケ

現在、世界で最も使用されているのはグレゴリオ暦です。日本では1872年から採用されており、新暦とも呼ばれます。

そして古くは紀元前753年に古代ローマで使用されていた「ローマ暦」というものがあり、冒頭で説明した疑問はこのローマ暦を紐解くことで解決することができます。

ローマ暦では、現在の3月を一年の始まりとして、12月までの10ヶ月間で一年としていました。そして一年の長さは304日で、12月30日と3月1日の間に月がおかれない日が約61日間存在したのです。

セプテンバーは3月から数えること7番目の月なので、その意味が残りつつもグレゴリオ暦では9番目になってしまったのです。

ちなみにこのローマ暦は、ローマを建国したとされるロームルス王の名から、ロムルス暦とも呼ばれます。