特に若い世代において、自転車の俗称として「チャリンコ」と呼ぶことがあります。さらに省略され「チャリ」と呼ばれたり、シティサイクルを「ママチャリ」、さらには原動機付自転車を「原チャリ」と呼んだりもします。この「チャリンコ」の語源は韓国語という説がありますが、本当なのでしょうか。

チャリンコの語源

1970年代には東京の下町で自転車のことをチャリンコと呼ばれているのが確認されています。これが徐々に全国へ広がりをみせますが、1974年から放送が開始された特撮テレビドラマ『がんばれ!!ロボコン』の劇中で、自転車のことをチャリンコと呼んだことによって、より一層その広がりに拍車がかかりました。

チャリンコの語源は諸説あります。一つは自転車のベルがチリンチリン鳴るところからきている説。そして言葉からの語源として最も知られているのが、韓国語で自転車を意味する「チャジョンゴ」に由来する説です。

しかしいずれの説もハッキリとした確証があるわけではありません。