ゴルフ用語の由来まとめ
ゴルフの起源は諸説あり、世界各地の発祥地の説が語られています。
ゴルフが世界中に広く知られ始めたのは15世紀中頃。スコットランド(イギリス)が発祥となり、現在のルールで世界中に浸透したのです。
そんなゴルフの用語には一つ一つしっかりとした語源と由来がありました。今回は広くゴルフの用語の語源と由来をひとまとめにしてみました。
打数の用語
ゴルフは各ホールごとにカップインを目指す打数が3打~5打と、規定数が設定されています。
規定数ぴったりでカップインした際は「パー」。それ以下-1打ごとに「バーディ」、「イーグル」、「アルバトロス」となります。逆に規定数より1打多い打数の場合「ボギー」といいます。
パー(Par)
英単語として存在している単語で、日本語に訳すと「基準」や「同等」といった意味があります。
バーディ(Birdie)
日本語訳で小鳥。規定数より短い打数でカップインするためには、強いショットで飛距離を稼がねばなりません。スーッと伸びるショットがまるで鳥が飛んでいるかのようだということから、ショットを見て「Like a birdie(鳥のようだ)」と言われだしたのが始まりです。
イーグル(Eagle)
日本語訳で鷲(ワシ)。なぜ鷲なのかは、小鳥よりも大型の鳥で、さらに長い距離を飛ぶからと言われています。
アルバトロス(Algatross)
日本語訳でアホウドリ。鷲よりも大型の鳥であるからだそうです。
ボギー(Bogey)
本来はパーと同等の意味として扱われていました。ボギーはお化けという意味で、なかなかその姿を捉えられないことから、なかなか良い打数を達成できないというところから来ています。
クラブの用語
持ち込めるクラブは14本までと制限されており、ウッドやアイアン、サンドウェッジやパターなど、飛距離や用途によって使い分けます。
この中でもウッドやアイアンには番号が振られており、さらに細かに用途が分けられています。
番号が振られているクラブにはドライバーやスプーンなどの別称がありますが、それらにも語源があります。
ドライバー(1番ウッド)
ドライバーの語源はドライブ(Drive)からきています。ドライブには前進や運ぶような意味合いがあるため、最も飛距離の稼げるクラブに対して名付けられました。
ブラッシー(2番ウッド)
部品に真鍮版(ブラス)が使われているため。
スプーン(3番ウッド)
ヘッドの形状がまさに食器のスプーンのようだから。
ホール上での用語
キャディ(Caddie)
cadet(カデ)と呼ばれる宮廷に仕える人たちをゴルフのプレー中にお手伝い役として連れ回った事から、プレー中の補佐役の人のことをキャディと呼ぶようになりました。
ファー
打球が隣のホールなど、危険な方向に飛んでいったと判断した際に「ファー」と叫んで危険を知らせる決まりがあります。
正確な発音としてはファーではなく「フォア(前方)」が正しく、前方に注意してくださいなどという意味があります。