天気予報を見ていると、毎日の平均気温が表示されることがあります。平均気温は過去30年間を統計期間とし、10年ごとに更新する、「平年値」というデータに基いて発表されます。それでは2月29日は、どのようにして平均気温を出しているのでしょうか。

うるう年の平均気温

うるう年である2月29日は、太陽暦と地球の自転速度とのずれを修正するため、4年に一度しか挿入されません。平年値は、例えば2011年~2020年までの10年間においては、2010年統計のデータを使用します。2010年統計のデータとは、1981年~2010年までの30年間の平均値が用いられます。

では2月29日の平均はと言うと、参考となるデータ数が少なすぎることになります。そのため、2月29日の前後の平均値、つまり2月28日と3月1日の平均気温を足して2で割った数値を算出して用いられるのです。