オリンピックと同じく、4年に一度開催される障がい者のためのオリンピックである「パラリンピック」。1960年から続いているパラリンピックですが、パラリンピックの「パラ」の意味を正確に答えられる人はあまりいません。

パラリンピックの語源

本来、パラリンピックの「パラ」は、脊髄損傷等による下半身麻痺者を指す「パラプレジア」と「オリンピック」を足した造語でした。しかし、時代が進むにつれて半身不随者以外の身体障がい者も参加するようになっていったことから、オリンピックの聖地であるギリシャ語で「パラレル」を意味するものへと解釈を変更し、「もう一つのオリンピック」という意味にしたのです。

ちなみにオリンピックのシンボルマークは、地球上の五大陸を表す五輪のマークが使用されていますが、パラリンピックの場合は人間を構成する心・体・魂を赤・青・緑の三色で表したマークが用いられています。