卓球の試合で汗が拭けるのはスコアが6の倍数の時だけ
世界大会では日本人選手も大いに活躍する卓球。日本で盛んなスポーツの一つですが、卓球は意外と知られていないルールが沢山あります。その内の一つとして、試合中の休憩についても細かくルールが決められています。
卓球での休憩ポイント
休憩、つまりは試合を中断することのできる手段は3つあります。
まずは各ゲームの間に取られる、1分間の休憩です。この休憩は試合の進行と共に強制的に発生するものになります。
次に選手が両手でアルファベットの「T」を示すことで得られる、タイムアウトです。これは1試合につき1回のみ認められ、タイムアウトの制限時間は1分間になります。
そして最後にタオルを使用するための休憩です。このタオル休憩のルールが特殊なのです。
タオル休憩が認められるのは、各ゲームの開始から6ポイント毎、つまり両選手の点数の合計が6の倍数の時と、最終ゲームのチェンジエンド時にのみ、短時間のタオル使用が認められています。
はじめはタオルの使用休憩に制限はありませんでした。しかし短時間で何度もタオル休憩を挟むことによって相手のペースを乱そうと考える選手が出てきたために、サーブ交代時(当時は5ポイントで交代)にのみ使用可能になりました。ですがポイントのルールが変更になり、サーブが2ポイントで交代制になってしまいます。これではタオル休憩が多すぎるということで、現在の6の倍数に落ち着いたのです。