スーパーなどで食パンを買った際、袋の留め具としてコの字型のプラスチックの留め具が付いています。一体名前は何というのでしょうか。

今回の雑学はこの留め具の名前と、製造についての雑学をお届けします。

食パンの袋についているアレの名前

あの名前は『バッグ・クロージャー』といいます。直訳すると「袋をとめるもの」というそのままの名前です。

元々はリンゴを出荷する際の袋をとめるものを作ってくれないだろうかという依頼のもの、完成されたのがバッグ・クロージャーでした。開発されたのは1952年。アメリカのフロイド・パクストン氏の発明によるものです。

フロイド・パクストンはクイック・ロック社を創設し、この製品の特許を取得しました。日本にもクイック・ロック・ジャパンを設立し、国内でバッグ・クロージャーを生産しているのはこのクイック・ロック・ジャパンのみであり、シェア率100%を誇ります。

クイック・ロック・ジャパンの工場で制作されたバッグ・クロージャーは全国へと出荷されますが、その数は年間およそ26億個だというから驚きです。