を使った実験は色々とありますが、今回ご紹介するのは「スケルトン卵」の作り方です。名前の通り、中身が透き通った不思議な卵が完成します。

スケルトン卵の作り方

実験が成功しやすいように、卵は軽くで良いので洗っておきましょう。まずは瓶に卵を割らずに殻ごと入れます。そこに並々と酢を注ぎます。すぐに卵からシュワシュワと気泡が出てくるのが確認できるはずです。そうしたら瓶に蓋をします。密閉してしまうと発生した気体によって瓶が破裂してしまう恐れがあるので、キッチンペーパーを被せて輪ゴムで止めるか、サランラップで蓋をして爪楊枝でいくつか穴を開けると良いです。

この状態のまま冷蔵庫か冷暗所で2〜3日ほど置きます。すると、卵の殻だけが溶けて、透明な卵が出来上がります。殻が溶けるのが遅ければ、かき混ぜたり酢を新しいものと入れ替えてあげると良いでしょう。

殻だけが溶ける原理

卵の殻は「炭酸カルシウム」で出来ており、酢が持つ「酢酸」によってカルシウムの成分が分解されます。シュワシュワと発生していた気泡は、その時の反応によって発生した二酸化炭素です。

卵の殻の内側には薄い膜が張ってあり、その膜は溶けることはないので、透明な卵が出来上がるというわけです。

ちなみに卵の中に酢が入り込んでくるため、大きさが若干大きくなり、ゴムのように弾力が生まれます。