スーパーマーケットなどではSサイズからLLサイズまで、用途に合わせて様々な種類の大きさが売られています。この場合の卵はニワトリの卵を指します。ニワトリも人間と同じく身体の大きさに個体差があります。一見すると身体が大きいニワトリが大きな卵を産むと思われがちですが、そうではありません。

ニワトリの卵の大きさ

実はニワトリが産む卵の大きさは、年齢を重ねるごとに大きくなっていきます。ニワトリの卵ができるまで、体内ではどのような動きをしているのかというと、まずはニワトリの体内にある卵管という管の中を、卵黄が下りてきます。その際、卵黄の周りに卵白が付着し、体外に排出される直前で殻に覆われます。

ニワトリは年齢を重ねるごとに卵管が太くなっていきます。しかしそこを通る卵黄の大きさは変わることはありません。卵白が卵管の太さに合わせて多く付くことになるのです。

つまり卵にはS・M・Lなどのサイズの違いがありますが、実は黄身の大きさはほぼ変わらず、白身の面積が大きさの違いになっているのです。