流氷の下に生き、体がほぼ透明で美しいオレンジ色の内蔵が綺麗なクリオネ。そんなクリオネの想像も付かない恐ろしい姿があるのです。

今回の雑学ではクリオネの食事方法についてご紹介します。

怪物の様な食事方法

クリオネはその美しさから「流氷の天使」や「氷の妖精」と呼ばれます。小さな透明な体の両側から翼足と呼ばれる器官が生えており、字のごとくまるで翼のように見えます。まさに流氷の天使というところでしょう。

そんな美しいクリオネの主となる餌はプランクトンやミジンウキマイマイという巻き貝の仲間などです。食事の際は頭部からバッカルコーンという6本の触手を伸ばし、餌を捕獲。触手から養分を吸収します。その姿はまさに悪魔のようでもあり、外見からは想像が出来ません。バッカルコーンで捕食を行う貴重な映像が公開されていますので、是非ご覧ください。

ちなみに、クリオネは一度食事を終えると丸一年は何も栄養を摂取する必要が無いほど、飢餓に対して強い生物でもあります。