駅長とはその駅のトップのこと。会社で言うならば社長の座にあたります。なぜ一つの駅に対して駅長が二人もいる駅が存在するのでしょうか。

駅長が二人必要な理由

東京駅、新大阪駅、博多駅には、それぞれ駅長が二人ずついます。駅が大きいから一人では手が回らないといった理由ではなく、駅の歴史からその理由が判明します。

東京駅は様々な路線が乗り入れる巨大な駅です。地上・地下鉄に加え、新幹線のホームもあります。実は国鉄からJRへと会社組織が変わる際に、東海道新幹線だけはJR東海が管轄することになりました。その他の路線は全てJR東日本の所有となったため、駅長が二人存在しなければいけないというわけです。

同じ理由で、新大阪駅ではJR東海とJR西日本が、博多駅ではJR西日本とJR九州の管轄が入り混じっているため、駅長が二人存在するのです。