日本に最初の鉄道が開業したのは、1872年10月14日のこと。当時でいう新橋駅から横浜駅を繋ぐ路線でした。大隈重信や伊藤博文が鉄道の導入に躍起したお陰で、現在の鉄道が生まれたのです。

鉄道と言えば「忘れ物」

現代の鉄道での忘れ物で最も多いものは、傘や手袋に次いで、今の時代ならではのスマホがランクインしてくるそうです。

それでは鉄道開業当初に最も多かった忘れ物はなんでしょうか。ヒントはその時代に、見たこともない初めての乗り物が登場したという点です。

答えは、なんと「靴」なのです。

明治維新後まもない頃の日本人にとって、列車という乗り物は家と同じく土足で上がることが出来ない人が多かったようです。脱がれた靴はホームに置き去りにされていたと言いますから、また面白い。目的地に到着した乗客は、自分のミスにさぞ困ったことでしょう。