1993年にJリーグが開幕されてから早22年。昨年2014年にはJ3リーグも発足され、チーム総数は52チームと、巨大なリーグとなりました。

今回は各チームのチーム名の由来をご紹介。その土地々々に由来したユニークな名前となっています。

全52チームのホーム地と加盟年

加盟年 チーム名 ホーム地
1991 浦和レッドダイヤモンズ 埼玉県
1991 鹿島アントラーズ 茨城県
1991 ガンバ大阪 大阪府
1991 サンフレッチェ広島 広島県
1991 清水エスパルス 静岡県
1991 ジェフユナイテッド千葉 千葉県
1991 東京ヴェルディ1969 東京都
1991 名古屋グランパス 愛知県
1991 横浜F・マリノス 神奈川県
1994 ジュビロ磐田 静岡県
1994 湘南ベルマーレ 神奈川県
1995 柏レイソル 千葉県
1995 セレッソ大阪 大阪府
1996 アビスパ福岡 福岡県
1996 京都サンガFC 京都府
1997 ヴィッセル神戸 兵庫県
1998 コンサドーレ札幌 北海道
1999 FC東京 東京都
1999 アルビレックス新潟 新潟県
1999 ヴァンフォーレ甲府 山梨県
1999 大分トリニータ 大分県
1999 大宮アルディージャ 埼玉県
1999 川崎フロンターレ 神奈川県
1999 サガン鳥栖 佐賀県
1999 ベガルタ仙台 宮城県
1999 モンテディオ山形 山形県
2000 水戸ホーリーホック 茨城県
2001 横浜FC 神奈川県
2005 ザスパクサツ群馬 群馬県
2005 徳島ヴォルティス 徳島県
2006 愛媛FC 愛媛県
2008 FC岐阜 岐阜県
2008 ロアッソ熊本 熊本県
2009 カターレ富山 富山県
2009 栃木SC 栃木県
2009 ファジアーノ岡山 岡山県
2010 ギラヴァンツ北九州 福岡県
2011 ガイナーレ鳥取 鳥取県
2012 FC町田ゼルビア 東京都
2012 松本山雅FC 長野県
2013 V・ファーレン長崎 長崎県
2014 AC長野パルセイロ 長野県
2014 FC琉球 沖縄県
2014 SC相模原 神奈川県
2014 Y.S.C.C.横浜 神奈川県
2014 カマタマーレ讃岐 香川県
2014 グルージャ盛岡 岩手県
2014 ツエーゲン金沢 石川県
2014 福島ユナイテッドFC 福島県
2014 藤枝MYFC 静岡県
2014 ブラウブリッツ秋田 秋田県
2015 レノファ山口FC 山口県

※年度、五十音順

1991年加盟9チームのチーム名由来

浦和レッドダイヤモンズ

チームの前身が三菱重工業サッカー部ということで、三菱のマークであるダイヤモンドと、三菱のイメージカラーである赤(レッド)とかけている。

鹿島アントラーズ

鹿島神宮にちなんで「鹿の枝角(アントラー)」と名付けた。また、鹿の枝角はホーム地茨城県の茨を指している。

ガンバ大阪

イタリア語で「脚」を意味する。脚を使って強いチームを目指すことを表している。また、日本語の「頑張る」の意味も含まれる。

サンフレッチェ広島

日本語の「3(さん)」と、イタリア語で「矢」を意味するフレッチェを組み合わせた造語。広島県で有名な武将、毛利元就の三本の矢から由来している。

清水エスパルス

サッカー、静岡、清水の頭文字である「エス」と、英語で心臓の鼓動を意味する「パルス」を組み合わせた造語。

ジェフユナイテッド千葉

チームの前身はJR東日本と共同運営する古河電気工業サッカー部。JR東日本(JR-East)+古川電機工業(Furukawa)を組み合わせてジェフ(JEF)。ユナイテッドは英語で「結束」を意味する。

東京ヴェルディ1969

ヴェルディはポルトガル語で「緑」を意味する「Verde(ヴェルデ)」を元にした造語。緑はヴェルディのチームカラーになっている。
1969はチームの前身である読売サッカークラブが創設されたことに由来する。

名古屋グランパス

英語で鯱(シャチ)を意味し、名古屋城の金のシャチホコとかけている。

横浜F・マリノス

マリノスはスペイン語で「船乗り」を表す。港町である横浜にちなんで名付けられた。
1998年にJリーグ発足当初から加盟していた横浜フリューゲルスと合併したため、Fの表記が付け加えられている。ちなみにフリューゲルはドイツ語で翼を意味し、運営会社である全日空とかけた言葉になっている。

1994~1998年加盟8チームのチーム名由来

ジュビロ磐田

ポルトガル語とイタリア語で共に「歓喜(ジュビロ)」を意味する。

湘南ベルマーレ

ベルマーレ平塚というチーム名だったが、2000年に現在のチーム名に変更された。
ラテン語で「美しい(ベラム)」と「海(マーレ)」を組み合わせた造語。湘南の海とかけている。

柏レイソル

スペイン語で「王様(レイ)」と「太陽(ソル)」を組み合わせた造語。太陽の王を意味する言葉になるが、なぜこの名が付けられたかは不明。

セレッソ大阪

スペイン語で「桜」を意味する。大阪市の市の木である桜とかけている。

アビスパ福岡

スペイン語で「スズメバチ」を意味する。俊敏で統率のとれた攻撃を行う事を表している。

京都サンガFC

チームの前身は京都紫光サッカークラブ。加盟してから2007年までは京都パープルサンガというチーム名で活動。パープルは前身の京都紫光の紫から、サンガはサンスクリット語で「仲間」を意味する。

ヴィッセル神戸

英語の「ヴィクトリー(勝利)」と「ベッセル(船)」を組み合わせた造語。勝利への船出という思いが込められている。また、港街である神戸の街ともかけている。

コンサドーレ札幌

北海道民を指す「道産子(どさんこ)」を逆さまに読んだ言葉に、ラテン語で声援を意味する「オーレ」を組み合わせたもの。

1999年加盟9チームのチーム名由来

FC東京

FCはフットボールクラブの略で、サッカーチームを意味する。

アルビレックス新潟

はくちょう座を表す「アルビレオ」と、ラテン語で王を意味する「レックス」を組み合わせた造語。新潟県は日本一の白鳥の飛来地である事に由来している。

ヴァンフォーレ甲府

フランス語で「風(ヴァン」と「林(フォーレ」を組み合わせた造語。山梨県の有名武将である武田信玄の風林火山にちなんで名付けられた。

大分トリニータ

英語で三位一体を意味する「トリニティ(Trinity)」と、「大分(Oita)」を合わせた造語。

大宮アルディージャ

アルディージャはスペイン語でリスを意味する「アルディーラ(Ardilla)」を読みやすく変化させた造語。リスは大宮市(現さいたま市)のマスコットキャラクターである。

川崎フロンターレ

イタリア語で「正面」を表すフロンターレ (Frontale)は、正々堂々とスポーツマンシップに則って戦う事を表している。

サガン鳥栖

砂岩のように小さな粒が固まって大きな力になるような思いが込められている。また、ホーム地の佐賀という言葉も含まれている。

ベガルタ仙台

仙台の有名な七夕祭りにちなんで、「おり姫のベガ」と「ひこ星のアルタイル」を組み合わせた造語。

モンテディオ山形

イタリア語で「山(モンテ)」と「神(ディオ)」を組み合わせた造語。

2000~2008年加盟7チームのチーム名由来

水戸ホーリーホック

英語で「葵(たちあおい)」を意味し、水戸藩徳川家の家紋である葵とかけている。

横浜FC

特に意味なし。

ザスパクサツ群馬

群馬県といえば草津温泉。という事で「ザ・スパ草津」。スパ(spa)は英語で温泉という意味。

徳島ヴォルティス

イタリア語で「渦(うず)」を意味するヴォルティーチを元にした造語。徳島県の名物である鳴門の渦潮から由来する。

愛媛FC

特に意味なし。

FC岐阜

特に意味なし。

ロアッソ熊本

イタリア語で赤を意味する「ロッソ」と、イタリア語でエースを意味する「アッソ」を組み合わせた造語。赤は熊本の別妙である火の国から由来する。

2009~2013年加盟8チームのチーム名由来

カターレ富山

チームを「語れ」、富山の方言で勝つを意味する「勝たれ」、イタリア語で歌えを意味する「カンターレ」の言葉とかけている。

栃木SC

珍しくSC(サッカークラブ)という表記で登録している。

ファジアーノ岡山

イタリア語で「雉(キジ)」を意味する。岡山県の県の鳥であるキジから由来している。

ギラヴァンツ北九州

イタリア語でひまわりを意味する「ジラソーレ(girasole)」と、前進を意味する「アヴァンツァーレ(avanzare)」を組み合わせた造語。

ガイナーレ鳥取

この地方の方言で「大きい(がいな)」を元にした造語で、大きなチームになるようにという思いが込められている。

FC町田ゼルビア

町田市の市の樹である「ケヤキ」と、市の花である「サルビア」のそれぞれの学名である「Zelkova(ゼルコバ)」と「Salvia(サルビア」を組み合わせた造語。

松本山雅FC

運営会社である株式会社松本山雅から命名。

V・ファーレン長崎

Vはポルトガル語で勝利を意味する「ヴィトーリア(VITORIA)」と、オランダ語で平和を意味する「ブレーダ(VREDE)」の頭文字。ファーレンはオランダ語で「航海」を意味する。

2014~2015年加盟11チームのチーム名由来

AC長野パルセイロ

パルセイロはポルトガル語で「パートナー」を意味する。地域に密着したチームを目指すことを表している。

FC琉球

琉球は沖縄を表す古称。

SC相模原

栃木SCと同様、サッカークラブ(SC)という表記をとっている。

Y.S.C.C.横浜

Y.S.C.C.は運営法人である横浜スポーツ&カルチャークラブ(Yokohama Sports & Culture Club)の頭文字。

カマタマーレ讃岐

讃岐うどんで有名な釜玉うどんの「釜玉」と、イタリア語で海を意味する「マーレ」を組み合わせた造語。

グルージャ盛岡

グルージャはスペイン語で「鶴」を表す。盛岡藩主南部家の家紋である「向鶴」とかけており、グルージャの「ジャ」に関しても、盛岡名物の「じゃじゃ麺」や、盛岡方言で多く発音される「じゃ」をかけた言葉になっている。

ツエーゲン金沢

運営会社の株式会社ツエーゲンから命名。
ツエーゲンはドイツ語で「2(ツヴァイ)」と「進む(ゲーエン)」を組み合わせた造語で、チームとサポーターが一丸となって進む意味合いも含まれている。

福島ユナイテッドFC

ユナイテッドは英語で「団結」を意味する。

藤枝MYFC

運営会社の株式会社藤枝MYFCから命名。
MYFCは私の(My)フットボールクラブ(FC)を表している。

ブラウブリッツ秋田

ドイツ語で「青い稲妻」という意味。秋田県と稲妻の関係性は不明。

レノファ山口FC

英語で「レノベーション(革新)」と、「ファイト(戦う)」や「ファイン(元気)」のそれぞれの頭文字を組み合わせた造語。