カメは尻からも呼吸ができる
カメ(亀)は爬虫類のため、肺呼吸で生きています。冬になると水の中で冬眠しますが、呼吸はどのように行なっているのでしょうか。
いざという時の呼吸法
じつはカメはお尻にある「総排出腔」という穴の奥にある器官で呼吸をすることができるのです。この穴はオシッコと糞を排出する穴でもありますが、この穴の粘膜にある毛細血管から、水に含まれる酸素を吸収して呼吸します。
肺呼吸に比べると呼吸量は劣ってしまいますが、冬眠中などの代謝の低い状態では十分であり、カメが水の中で冬眠できるのはこの機能のおかげなのです。