飲食店とビール瓶の栓
居酒屋や飲食店でビールを注文すると、ジョッキではなくビール瓶で提供してくれるお店があります。この際に、ビール瓶の栓(王冠)は必ずといっていいほど開けられた状態でテーブルに運ばれてきます。
なぜ栓は開けられるのか
コンビニやスーパー、酒屋さんなどでは酒税法9条に則って、販売業免許を取得して酒類の販売をしています。
居酒屋や飲食店などでお酒を提供する場合は、酒税法9条にある販売業免許を取得する必要はありません。しかし、ビール瓶の栓を抜かずにお客さんに提供した場合、もしかするとそのお客さんはそのまま持ち帰ってしまうかも知れません。
ビール瓶を持ち帰られた時点で「酒を販売した」という行為に該当してしまうため、飲食店では必ずビール瓶の栓を開けて提供しているようにしているのです。