ウォンバットの糞は四角い
オーストラリアにのみ生息するウォンバットは、全長95〜170cm、体重19〜33kgと、大きくしたコアラのような姿をしています。しかし危険を察知した際には最高時速40kmで逃げることのできる足の速さを持っています。
ウォンバットの不思議
基本的に穴の中で生活し、夜になると餌を求めて穴から出てきます。ウォンバットは縄張り意識が非常に強い動物で、自分の縄張り内の目立つところに糞をし、ここは自分の縄張りであることを他のウォンバットに知らせるのですが、この糞がなんと四角い形をしているのです。
ウォンバットは食べ物の消化に14~18日程度を要すため、腸内で極度に圧縮されて四角い糞となって排出されるといわれます。
この四角い糞のおかげで、丸太や岩山などの不安定な場所でも糞が転がり落ちず、効率的に縄張りを主張することができるのです。